
本日は新規テーマ、CO2地下貯留(海外展開)についてお話ししていきます。
テーマと言うと短期投資のみに必要な情報と勘違いされがちですが、日経などに記載されているテーマは5-10年スパンで収穫期に入る長期テーマが多く、予習復習をしていくことで追跡が可能です。しかし業績に直結するテーマ、しないテーマがありますので取捨選択が必要になってきます。
4/28 日経一面より抜粋⇩
日本とマレーシアは二酸化炭素(CO2)の地下貯留で協力する。日本国内の火力発電所などから出たCO2を液体にして専用船で運び、マレーシア沖の天然ガス田跡に封入する事業が2030年にも始まる。国際条約で国外への輸送には2国間合意が必要で、日本にとって初の海外事例となる。
三井物産や関西電力などがマレーシアの国営石油会社ペトロナスと事業を進めている。マレーシア沖には大規模ガス田が複数あり、枯渇後の空洞部への圧入を計画する。3事業が進行中で、合計で最大年1000万トン程度を貯留できるとみる。
きっかけはENEOSが締結した下記の覚書です⇩
2024年3月に三菱商事、マレーシアのペトロナスの関係会社であるPCCSSと東京湾を排出源とするCO2の日本とマレーシア間のCCSバリューチェーン構築に向けた共同検討に関する覚書を締結。域内で回収するCO2の規模は年300万トン程度を想定。2030年度までの事業開始を目指す。将来的には年600万トン程度を目指す。
マレーシアの話題はまだ先々の話ですが、付随して関連銘柄に資金が流入する可能性があります。
関連銘柄⇩関連度順
5411 JFE 7701 島津 5020 ENEOS 7011 三菱重工 6297 総研工業 1605 INPEX
1890 東洋建 1963 日輝HD 2768 双日 4043 トクヤマ 7012 川崎重工 9503 関西電力
9755 応用地質 8031 三井物産
代表銘柄である三菱重工の日足チャートになります。

既にトランプショックのビハインドを全て解消し、年初来高値付近まで上昇しております。やはり財閥系の最有力候補、不死身のようなチャートとなっております。三菱重工は防衛関連銘柄でもありますので、様々なテーマを保有している内の一つ(新規)と認識されるのが良いと思います。
新規テーマCO2貯留(海外)については国策ですので、短期資金流入というよりは業績が伴った5-10年の長期テーマとして国内の状況も併せて追跡していきたいと考えます。

第49話に続く
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