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第57話 インベスターズスクール:FILE1『サラリーマン投資家よ 大志を抱け!!25年4-5月パフォーマンス&個人面談』

今回の登場人物

インベスターeye 当ブログ/Xの発信者でありサラリーマン投資家。投資歴11年目突入。戦績は特筆すべき点なし・・しかし最近足利の影響で隠れていたものが芽を出しつつある。

足利講師 インベスターズスクールの講師。数多くの生徒を国の中枢機関に送り込んでおり稀有な名将と呼ばれている。生徒に寄り添った的確なアドバイスが特徴。自身もカリスマトレーダーである。

前回までの振り返り↓↓

舞台は未来、20××年の日本。

人口減が進み、海外諸国と対峙すべく『投資立国』としての生き残りに舵を切った日本は優秀な投資家人口を増やし国の中枢で舵取りをさせることで国力を維持していく算段である。

10年前より与党の閣議決定で成人は社会人として働く傍ら『インベスターズスクール』に通うことが義務付けられた。株式投資を中心としたファンダ/テクニカル・需給を体系的に学べる場所で、実際に自己資金を運用していく。優秀な成績を収めたメンバーには特別にファンドや他中枢機関でのインターンシップが許されることとなり、更に優秀であればその機関よりオファーがもらえる仕組みとなっている。主人公であるインベスターeyeも例に漏れず、サラリーマンとして働く傍らインベスターズスクールに通っている。10年間通っているものの成績はあまりパっとしない状況である。しかし独学で運用について試行錯誤してきた。そろそろ結果を出したいところである。

解説:ここでインベスターズスクール(リアル運用チャレンジ)の詳細を説明します。ストーリーモード同様小説風に綴っていきますが、運用は実際に私インベスターeyeが一部資金で運用した実績を掲載いたします。果たして長いトンネルから脱出し、独学の成果を出すことが出来るのでしょうか・・。25年4月より実際に運用開始、最低毎月1回は運用実績の共有をさせていただきます。ここで重要なのは『プロセス』と『再現性』です。実績ももちろん重要ですが、ナレッジを重要視しながら更新していきます。テクニカル/ファンダ分析/需給分析/手法構築等を学校での講義風にまとめていければと考えています。

ここまでが前回↑↑

インベスターeye(以下eye)は個人面談に向かっていた。個人面談とは月別のパフォーマンスについて講師にプレゼンテーションする場である。担当講師の足利は室町幕府の歴代将軍のような名前であるが、インベスターズスクールでは数多くの優秀な生徒を外部に送り出しておりレジェンド講師と呼ばれている。

eye『足利さん、失礼します。』

足利『はい、eyeさんどうぞ。では一通り発表をお願いします。』

eye『エビデンスとともに4-5月のトレード内容を説明させていただきます。4月より新たな資金、277万という金額でインベスターズスクール用として運用を開始しました。4月の結果はご覧の通りとなります。』

eye『Trade Noteで実際の実績を転記(週別に)したものになりますが、4月の月利はマイナス-5.47%です。丁度トランプショックの日に資金を投入し運用を開始しました。ポートフォリオは地合いのヘッジとして金の現物に投資できる1326のSPDRゴールド、そして日本を含む世界の先進国、新興国の株式市場のパフォーマンスとの連動を図るETFの2559MXS全世界株式、今年1月に上場したFacebookやAmazon等米国市場を牽引するオールスターに厳選投資できるETFの316A iFFANG+、個別株では金利高による業績拡大が期待できる8316三井住友フィナンシャルG、成長著しいグロースの277Aグロービングという形でリスクとパフォーマンスのバランスを考えて分散投資しました。トランプショックの大底で買いましたので取得単価も安く、2つのETFは現状精神安定剤的な役割を担っています。

足利『なるほど、バランスの取れたPFだね。』

eye『しかし、4月後半にIPOを調査して中長期で保有したい銘柄を発見したので血(PF)の入れ替えを行いました。理由は自分が求めているパフォーマンスを将来的に達成するにはこのPFでは不十分と考えたためです。しかしこれが悲劇の始まりでした・・。』

足利『悲劇とは??』

eye『こちらは三井住友との入れ替えを行った350Aデジタルグリッドになりますが、二日目(左から二番目のローソク足)に大陰線を描いていますよね。ここの一番上(黄色の線あたり)で中長期の玉とスイングを購入してしまいました・・。その後空売り攻勢で-20%以上押す展開に。その結果が4月後半のジェットコースター(総計305万→261万 ▲13.4%)になります。チャレンジ開始時よりもマイナスに陥ってしまいました。買った銘柄は間違えていなかったと思いますが、入るタイミングは最悪だったと反省しています。』

足利『確かにIPO直後は激しい需給戦になるから、中長期で買いを入れるなら一旦待った方が得策だよね。』

eye『そうですね、今回はいい勉強になりました。そして5月の実績がこちらです。』

eye『5月の月利は4月のマイナスを取り返す形で+39.08%となりました。正直出来過ぎな実績ではありますが、中長期で大きく変えたところはありません。デジタルグリッドが底打ちして大きく反転、グロービングもレンジを一段階上げ、その他ETFも堅調に推移。更に5月から短期投資を積極的に取り入れました。』

足利『短期投資の内容はどんな感じかな??』

eye『はい。ヘッジの意味でデイトレを取り入れました。中心はIHI、任天堂、フジクラ、三菱重工、川崎重工という売買金額の大きい上昇トレンドの大型です。ヘッジというのは中長期が押した段階での利益減に対するヘッジという意味です。』

足利『中長期のヘッジでデイトレとは新しい思考だね。』

eye『私も最初はそんなことが可能だとは思わなかったのですが、15分足とボリバンを使い始めてから大きく視座が変わりました。詳しくは私のブログ52-53話でお話ししています。5月のデイトレ勝率は84%、損益は+166千円(+5.92%)と地味ではありますがパフォーマンスに貢献しました。同じ銘柄に拘ったのも良かったと思います。動きの癖が分かってくるので・・。』

足利『なるほど。他には短期投資で取り組んだことはあるかな??』

eye『苦手意識のあるスイング、思惑株のトレーニングも実施しました。しかしここはトータルで勝率が52%、損益は▲16千円と芳しくなかったです。やはりスイングはトランプショックのように大暴落が起こったときにヘッジが出来ないですし、思惑株は根拠が無いので苦手です。。中長期&デイトレだけでも十分かなと考えています。そして下記が現状PFのエビデンスです。(個別損益額は割愛)』

eye『今月が出来過ぎなだけで、グロースを含む攻撃力の高いPFですが波が荒いためこのパフォーマンスを維持出来るとは思っておりません。主力が大きく調整した際は同じ銘柄のスイングでヘッジしたりの対応をしていきたいと思います。ご報告は以上になります。』

足利『報告ありがとう。5月の月利39%は凄いね!血(PF)の入れ替えが上手くいった感じかな。そうだねー、確かにこの月利を維持することはほぼ不可能に近いから、主力が軟調になった時にどう対応していくかを良く考えた方が良いね。自信があるなら同銘柄のスイングも一つの戦略だし、少しコツをつかんだデイトレで穴埋めするでも良いし。その戦略を着実にしていくことで軟調時のマイナスを少しでもやわらげることが出来るはず。今の基本戦略は良いと思うから、考えすぎてフラフラしないように気を付けて。レジェンドと呼ばれてきた先輩たちも最初は四苦八苦していたし、考えに考え抜いて自分のスタイルを少しずつ確立してきたからeyeさんも一歩一歩を着実にね。今後も飛躍に期待しています。』

eye『アドバイスありがとうございます。サラリーマン投資家ですので仕事に支障が出ない程度に頑張りますw では失礼します。』

eyeはかすかにではあるが今の投資戦略に手ごたえを感じていた。実は一年前に担当が足利になるまでは前任であるパワハラ講師鬼塚より散々投資戦略について全否定され続けてきたのだ。お前がやっていることは『投資』ではない、『投機』だから今すぐバリュー株中心のファンダメンタル投資に切り替えろと・・。前任の鬼塚は自分がしてきた投資手法しか認めないという考えの持ち主であった。eyeの主軸であるモメンタム投資は鬼塚の眼からは完全なる『投機』に映ったのだ。人のせいにする訳ではないが、eyeのパフォーマンスはそれもあって長年停滞していた・・。投資をするに当たって『自己分析』と『適性判断』は最重要と言っても過言ではない。

P.S 今後も実際に私が一部資金で運用を継続しながら、最低月に1回はインベスターズスクールをお送りしていきます。

第58話に続く

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インベスターeye

サラリーマン投資家。Xを運用開始して約8年、2024.11よりブログ開始

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