
芦田薫(カブケン所長)によるマーケットメモ
新コーナーのカブケンMarket Memoです。今後は私が一週間の振り返りと次週のイベント、見通しについてアナウンスします。
出来るだけ毎週定期でお送りできるようにいたしますが、ブログ更新者の業務都合により不定期になってしまう可能性があります。
週間では▲4,416円と過去最大の下げ幅を記録し、64,141円で終了。TOPIXも心理的節目の4,000ポイントを割り込みました。
チャート面では今回の上昇相場を支えてきた6週移動平均線を割り込み、さらに13週移動平均線(65,283円近辺)も下抜けた格好です。昨年秋から続いた第一次・第二次AI半導体ブームが、いったんピークアウトした可能性を示すシグナルと見ています。
一方で、日経平均の年初来上昇率は依然として+30%台と、主要国指数の中でも突出した水準を維持している点は押さえておきたいところです。短期トレンドは折れましたが、中長期の上昇シナリオそのものが崩れたわけではありません。
📅 今週の注目ポイント(7/20〜7/24)
• 7/20(月):国内市場は休場(海の日)。米国ではドミノ・ピザなどが決算発表。
• 7/21(火):3M、GM、チャールズ・シュワブ、ノースロップ・グラマンなど決算本格化。
• 7/22(水):最大の注目材料はアルファベットとテスラの決算。AI関連の設備投資動向や需要見通しが、半導体セクター全体のセンチメントを左右しそうです。
• 7/23(木):ECB(欧州中央銀行)の政策金利発表。米国ではインテル、ロッキード・マーチンなどの決算も。
• 7/24(金):米新築住宅販売件数、7月PMI速報値。通商関税を巡る期限も市場の思惑材料に。
さらにその翌週にはFOMC(7/29)・日銀金融政策決定会合(7/31)を控えており、来週はそれを見据えたポジション調整の動きにも注意が必要です。米国の証券マージン残高が1.5兆ドルを超えている点も、相場急変時のボラティリティ要因として頭に入れておきたいところです。
💬 所感
「AI・半導体相場は、短期的なトレンド転換点に差し掛かっています。ただし、これは終わりではなく踊り場と見るべきでしょう。来週はアルファベットとテスラの決算、そして関税期限というダブルの材料が重なります。ポジションを取るにしても、まずは自分の守るべき資金を明確にした上で値動きに振り回されない距離感を保つことが大切です。」
<用語解説>
移動平均線(6週・13週)……一定期間の終値を平均して結んだ線で、相場の中期的なトレンドの方向性を示す指標。株価がこれらの線を上から下に割り込むと、上昇トレンドの勢いが弱まった、あるいは転換した可能性のシグナルとされる。
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