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第97話 カブケンMarket Memo file5 8/27週レビュー•8/31週イベント 🇺🇸雇用統計が控える一週間

カブケン Market MEMO
芦田薫(カブケン所長)によるマーケットメモ
先週(8/24〜28)は、週初の調整から週末にかけて切り返す、典型的な「イベント通過待ち」の一週間でした。ファンドマネジャーの視点で振り返ります。

📈 国内市場レビュー(8/24週)
週明け24日、日経平均は前週末比488円安の65,528円と続落。長期金利の世界的な上昇を背景に株式の相対的な割高感が意識され、キオクシアやアドバンテスト、ソフトバンクGなどAI・半導体の主力株が売られました。もっとも下値は限定的で、週を通じてTOPIXはむしろ7連騰。東京海上HDのサプライズ材料もあり、指数は軟調でも個別物色は健在という展開が続きました。結局、週末28日には66,405円(週間+389円、+0.59%)まで戻し、上場来高値銘柄にリクルートなどが並ぶなど、押し目買い意欲の強さが確認された一週間でした。

🌎 海外市場レビュー(8/24週)
前週末に大きく揺れたNYダウ・ナスダックは週初から反発基調に転換。堅調な米消費者信頼感指数(103.3、予想100.7)を追い風に、ダウは終値ベースで史上最高値を連日更新しました。焦点だった26日のエヌビディア決算は、売上高962億ドル(前年比+106%)と市場予想を上回る内容。発表直後は「循環ファイナンス」への警戒などから株価が一時1.6%下落する場面もありましたが、2028年1月期の売上高を約7割伸ばすとの強気見通しが好感され、時間外で切り返しました。同時期に開催されたジャクソンホール会議も無難に通過し、地合い改善の材料となっています。

🌡️ 地合い診断
先週の切り返しの背景は、①エヌビディア決算という最大の関門を通過し「AI投資の採算懸念」がいったん後退したこと、②米消費関連指標の底堅さ、の2点に集約されます。一方で不安要因も残ります。財務省は7/30〜8/26の円買い介入が15兆3,993億円と月次ベースで過去最大になったと発表しましたが、それでもドル円は159円台まで戻しており、介入効果は「時間稼ぎ」に過ぎないとの見方が支配的です。円安・インフレ再燃・金利上昇という構図が解消されたわけではなく、来週の米雇用統計次第では地合いが再び揺れる可能性があります。

📅 来週(8/31〜9/4)の注目イベント
• 9/1(火):米ISM製造業景況指数、製造業PMI確報値、JOLT求人件数、建設支出
• 9/2(水):FRBベージュブック、米製造業受注、ADP雇用統計
• 9/3(木):米ISM非製造業、貿易収支、失業保険申請件数、Fed高官(ウォラー理事ほか)講演
• 9/4(金):米雇用統計

金融政策を占ううえで最重要となる雇用統計が週末に控える一週間です。ADPとISM非製造業の内容次第で、金曜の本統計に対する市場の身構え方も変わってきそうです。

💬 芦田所長の所感
「エヌビディア決算通過で最大の関門は越えましたが、地合いが完全に晴れたわけではありません。為替介入の効果が薄れつつある中、来週末の雇用統計はFRBの利下げペースを占ううえで極めて重要です。ポジションを積み増すにしても、雇用統計通過後という判断が無難でしょう。」

それではまた次回のカブケンMarket Memoでお会いしましょう。

第98話に続く

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インベスターeye

サラリーマン投資家。Xを運用開始して約8年、2024.11よりブログ開始

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